プロジェクトストーリー

レジデンシャル池袋本町

レジデンシャル池袋本町

所在地:東京都豊島区池袋本町3丁目
販売戸数:88戸(うち分譲対象住戸43戸)
竣工:2023年3月

共に寄り添いながら成長してゆける「木立ち」のような住まい

豊島区における防災街区整備事業(法定再開発)の1例目。
「池袋」駅1.5km圏と都心に近接しながら、東京都の「木密地域不燃化10年プロジェクト」において特に防災性に課題のある「不燃化特区」に指定されると共に、「特定整備路線」補助第82号線の事業区域に掛かる地区であった。

防災設備建築物として整備された『レジデンシャル池袋本町』では、新たな街づくりの一部を担うプロジェクトとして、地域の景観や環境美化に配慮するランドプランを追求。
木造住宅密集地域の都市景観を崩さず、共に寄り添いながら成長してゆける「木立ち」のような住まいを目指した景観デザインとし、沿道の緑化・防災広場や防災対策施設の設置など、周辺地域の将来の安全にも配慮した。

地域の安全性向上のため、敷地の南・西側は壁面後退により歩行者空間を確保。消防活動動線の道路拡幅と共に地域消防活動貢献のため防火水槽を設置。
敷地東側の防災広場は日常の憩いのスペースとなるともに、災害時には地域の方々がかまどベンチ等の防災設備を利用できる避難スペースとしても活用できる計画とし、木造住宅密集地区の防災力強化に取り組んだ。

また、地震など万一の災害に備え防災倉庫を設置し、倉庫内には保存食や保存水、非常用トイレなど緊急用具を備蓄している。

エントラスホールにライブラリーラウンジ
壁面後退により歩行者空間を確保
災害時には地域の方々が避難スペースとしても活用できる防災広場

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