プロジェクトストーリー

レジデンシャル上板橋パークゲート

レジデンシャル上板橋パークゲート

所在地:東京都板橋区桜川3丁目
総戸数:57戸
竣工:2020年8月

地域のランドマークとして次代へ繋がる街並み

計画地には1970年代に建築された賃貸マンションやアパートなど複数の建物が混在していた。北面に川越街道、南面に低層中心の住宅地が広がる立地特性を活かし全戸南向き・12階建てのマンションを開発した。

敷地前の川越街道に佇む「五本けやき」は、昭和初期の川越街道整備にあたり、伐採されず大切に残された地域資産。建築デザインには「五本けやき」をモチーフとした意匠を採用し、シンボルツリーには「けやき」を採用。地域のランドマークとして次代へ繋がる街並みの形成を目指した。

交通量の多い川越街道沿いにあり、駅へと向かう道の交差点に面する立地の為、建物配置を大通り側からセットバック。エントランスを交差点から奥に寄せて、シンボルツリーの「けやき」を中心に四季を味わえる植栽計画を施し、ゆとりのあるアプローチ計画とした。全体として街に潤いを持たせ、自然豊かで雄大な印象を持たせられるシンボリックな建物となった。

東面・西面ともに公道沿いは「歩道状空地」を設置し、遊び心を持たせながら「小道」として演出。歩行者空間確保ともに景観向上にも配慮。

北側のバス停には、高齢者がバス待ちの時に座れるデザインベンチを設置。竣工直後から地域住民に利用されている。

外観
木立をモチーフにした建物デザイン
ロビー
エントランスホール。「五本けやき」をモチーフにしたアートパネル
歩道状空地
「小道」として遊び心を持たせた歩道状空地

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